こどもメガネ専門店 ノイエ・キッズ スタッフブログ

HOYAレンズ工場見学IN長野

株式会社アビット 眼鏡事業部 代表 渋谷ブログでも書かれていましたが
先週、長野県にあるHOYAのレンズ工場に見学に行って参りました。スタッフ川内です。

この日は雪のために新幹線も遅れ気味。
車中、雪三昧の流れる景色を眺めながら、これって長野はすごい雪じゃないの?
と思いながら着いた名古屋駅では、寒さは厳しいものの雪は降っておらず一安心。
そこからバスに乗り込み約3時間かけて長野県の松島工場までひた走ります。
(すでに名古屋に来るまでに2時間以上かかっています。ヒェ~ッw)

ところが岐阜県に入った辺りからは再び雪が舞い始め
気づけばあっという間に辺り一面、銀世界。
これはやはり長野もかなり積もってるのかなぁ。と思ってはいたのですが
実際はこんな感じで。
e0200978_1254492.jpg

「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」と川端康成さんの有名な小説の冒頭にありますが
今回はその逆パターンで
「県境の長いトンネルを抜けるとあれっ!? 雪降ってないじゃん‼」
トンネル抜けるだけでこうも違うものなのですね。

しかし、舞ってるものは雪だけではなく

「長野は周りを山に囲まれてるだけあって花粉もいっぱい飛んでます」

と、にこやかにHOYA工場の方は語ってくれましたが
僕にとってはこっちの方が厄介で涙目で視界も滲む
ひとりプチ催涙弾を浴びたような状態でしたw

さて、この工場では主にHOYAの特注レンズの製造をしています。
レンズを作っていく工程なども写真を交えながらお伝え出来ればいいのですが
残念ながら写真撮影はNGなので、僕の拙い文章だけでさっとご紹介。

●材料出し
まず工場に注文が届いたらそこからレンズの素材を探します。
レンズの素材は屈折率(数値が高いほどレンズは薄くなります)やベースカーブ(レンズの凸面側の出っ張り具合)などで細かく分類されています。

●荒削り・研磨
選んだレンズの素材を処方度数まで削っていきます。
この削り作業も荒削りから3段階に分けて細かく仕上げられていきます。

●染色
カラーレンズの場合はここでレンズに色つけを行います。
この染色作業は今でも人による手作業です。
90°~100°に設定された染料のなかにレンズを漬け込んで1枚、1枚染め上げていきます。

●ハードコート処理
レンズの表面を保護するために、傷の付きにくいコートを施します。
ここでは実際にハードコートレンズ処理されたレンズと
処理前のレンズを金たわしのようなものでこすらせていただきました。
ハードコート処理をされたレンズはかなり強くこすっても傷が付きませんでした。

●コーティング処理
反射防止(レンズをクリアに透明性を高める)や水ヤケ防止機能などのコーティングを施します。
こういった作業も海外では機械の中で表裏の両面をコーティング処理するとこも多いそうですが
やはり精度が落ちてしまうため、ここでは表裏別々にコーティングをしていきます。

●最終検査・カット&エッジ
出来上がったレンズを機械や目視で検査してチェックを行い、レンズの隠しマークを印字します。
(レンズの隠しマークって何? と思われた方はこちらのブログもどうぞ。隠しマーク
また注文によってはレンズのカット(メガネフレームの形にレンズを削る)や組み立て作業(カットしたレンズをフレームにはめ込む)をして完成です。
完成されたレンズは迅速にメガネ屋さんへと納品されて行きます。

これがメガネレンズの出来るまでの簡単な流れです。
もちろん検査は最終検査だけでなく
各工程の終了時にはそれぞれ検査をして厳しい品質チェックが行われます。
メガネレンズが出来るまでにはこうして時間と手間をかけて丁寧に仕上げられていきます。
これがジャパンクオリティであり、ホヤクオリティであります。
日頃、手にしているメガネレンズですが
そのレンズに宿る誇りと技術の重みを感じる事ができ勉強になりました。
その重みに負けぬよう僕も今まで以上に
きっちり、丁寧にメガネを作っていかなければいけません。

今回の見学ツアーではこの中から染色の体験もさせていただきました。
昔はこの染色もレンズの種類によってはメガネ屋さんで行っていましたが
今ではハードコートの素材の違いによりハードコーティング後のレンズには
染色出来なくなってしまったのでレンズメーカーさんに全てお任せしています。

その日の染色剤の温度やレンズの種類によって同じ色でも染まり具合もそれぞれに違う。
それを見極めて見本のカラーに染め上げていくのは、やはり機械には難しいようです。
なので今も昔もここはほぼ手作業。職人さんの技術が光ります。

ここの職人さんのお話によると顔を拭いたり鼻をかんだりしても染色剤の色が付いてしまうとか。
目には見えなくても染色剤が蒸気となって皮膚に付いたり吸い込んだりしてしまうらしいです。

ここで染色させてもらったレンズは予め自分の度数合わせてもらっているので
自分のメガネレンズに使用出来るというおまけ付き。HOYAさん太っ腹。ありがとう。

滞在時間わずか4時間程度の見学ツアーでしたが
移動時間が往復で約10時間ともなれば
それもしょうがないですね的な日帰り弾丸ツアーでした。
最後にはお土産までいただき、まさに至れり尽くせりの1日でした。
が、花粉症までしっかりひどくなってしまいました。
正直、花粉症ってお土産は欲しくなかったですが・・・^^; ハックション

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by neuekids | 2015-03-17 09:44 | その他 | Trackback | Comments(0)
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